国土交通省の第4回バリアフリー化推進功労者表彰選考委員会が行われ、全国で5組が国土交通大臣表彰を受賞することとなった。近畿地方整備局管内では、「音羽山清水寺」と「北大阪急行電鉄・吹田市・豊中市」の2組が受賞。表彰式は2011年1月18日に国土交通本省(東京都千代田区)で開かれる。 音羽山清水寺は、国宝・重要文化財として改修上の制約が多く、また高低差の大きい傾斜地という厳しい条件にある境内において、障害者用の車によるアクセスを確保。音羽の滝付近の大規模改修(スロープ設置など)による境内一周ルートの整備のほか、車いす用の参道の舗装、多機能トイレの整備、手で触れる観音像の設置など、多数の人が訪れる寺社地のバリアフリー化に取り組んだ。 北大阪急行電鉄・吹田市・豊中市は、両側を幹線道路にはさまれた傾斜地の谷部にあり、また市境に位置する鉄道駅において共同でバリアフリー基本構想を作成した。駅舎を新たに設置し、エレベーターや国道を立体横断する通路を整備して周辺住宅地へのフラットなルートを確保。条件の厳しい既存鉄道駅において、事業者と地方公共団体が一体となったバリアフリー化を実現している。
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こういったバリフリー事業がもっと進むことを願います。
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