歩道橋階段段鼻視認性(識別)向上滑り止め(SR工法)

2009年8月21日

 

四日市市役所様よりのご依頼で、南納屋町の歩道橋の

歩道橋階段段鼻視認性向上滑り止め施工をスリップレイトΣ01(SR工法)で行いました。

現場の階段は数年前に滑り止め塗装を施工したのですが、

段鼻部分が擦り減ってきたのと一色で塗装されていたので、

段鼻部分の視認性が悪く危険だということで採用されました。

 

階段(屋内、屋外)・段鼻の滑り止め(スリップレイトΣ01)
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防滑施工の重要性

滑り止め(防滑)の必要性。

 「滑り止めを施工して頂きたいのですが」とお問い合わせがあります。
「その平米数だと概算で○○○○○円ぐらいですね」とお答えすると
「結構費用がかかるんですね」

「まあ、確かに安くは無いとは思いますが、お客様・従業員・家族の安心
安全に対しての対価としては安いと思うのですが・・・・・」

「でも予算が・・・もういいです」

よくあるパターンです。

滑り止めというものは、滑らないように気を付けていれば何とかなる。

滑って転倒した人は、自己責任だ。

とお考えの方々もまだまだ居られるようで、重大な事故に至らない限り、
すんなりとはいかないようです。

ご存知の方々も居られるかとは思いますが、WHOが推進するセーフコミ
ュニティという取り組みがあります。

これは多くの事故・怪我・自殺等は未然に防げるという取り組みで、日本
では京都府亀岡市が認定を受けました。

他には横浜市・十和田市などが認定を目指しています。

こういった取り組みの観点で見ると、滑り止めって必要不可欠なものだと
思うのですが・・・・

ご存知ですか? 防滑施工の重要性

 

段鼻の視認性向上と防滑(滑り止め)

 四日市市役所様から先日来よりお問い合わせのあった、
歩道橋階段の段鼻視認性向上を兼ねた防滑施工が、
施工するよう決定いたしました。
既存の階段は数年前に滑り止め塗装を塗ったのですが、
段鼻部分が多少擦れてきたのと赤茶色一色で塗装したので、
段鼻部分が視認しづらく苦情があったようです。

今回は視認性の良い黄色の骨材を使い、

スリップレイトΣ01(SR工法)で5センチ幅での施工です。

施工完了後、このブログでもお知らせいたします。

 

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防滑施工の重要性

 

摩擦係数とその測定器について その2

本日は摩擦係数とそのための測定器について書きます。
その2 測定器について
★滑り性測定器(相対比較)★
☆ビニル系床材・高分子系張り床材の滑り性試験機
試験片に鉛直荷重785N(約80kg)がかかるように調整された「滑り片」を乗せた状態で水平から18°の角度で引っ張り、滑り片が動き始めるまでの最大荷重で滑りの程度を評価するというものです。
測定される滑り性は、最大引張荷重)(N)を鉛直荷重(N)で除した値で、滑り抵抗係数:C.S.Rで表されます。

この試験機の特徴は、人間が歩行する時の滑りの感覚を機械により数値化したことにあり、滑り片は実際に人が履いている靴の種類を想定したゴム製のものが用意されています。

現在、我が国では床材の評価方法として、この試験機が主流になりつつあります。

タイルやグレーチングメーカーなどはこの機械で測定していますが、靴の種類を想定したゴムが軟質ゴムで測定しているので数値は出ますが、革や硬質ゴム底の靴では滑ります。

 

☆床の滑り試験方法(振り子形)に規定される滑り性試験機

振り子の先端に取付けられた鋼製の滑り片が試験片表面に接触する間の摩擦抵抗を測定して滑りの評価を行います。

測定される滑り性は、振り子の振り上がりの位置の目盛り(N・cm)をばね力(N)と滑り片の接触距離(cm)で除した値が床滑り抵抗係数:Uで表されます。

☆ASTME303の滑り性試験機

振り子の先端に取付けられたゴム製の滑り片が試験片表面に接触する間の摩擦抵抗を測定して、滑りの評価を行います。

測定される滑り性は、試験機に標された滑り抵抗係数:BPNの目盛りを読むことによって表されます。

通常、試験片表面を散水した状態で測定が行われます。

この試験機はもともと、自動車のタイヤと道路との摩擦を評価するために開発されましたが、その簡便さのため時代の流れと共にその用途は広がり、石材、金属、プラスチックなど床材の滑り性測定に使用されてきています。

☆PPDデジタルスリップメーター(フォースゲージ)

当社がスリップアウト施工時に使用・販売をしているタイル・石材専用の最新デジタル測定器です。

理論は静摩擦係数=静摩擦力(N)/重力(N) 測定係数N(ニュートン)です。

先にも書いたように数値の相対比較で滑りにくさを判断しますが、数値が高くても滑る床材があるので当社は何ニュートン以上は滑りやすい、滑りにくいとかの基準を設けず、あくまでも現状の床材に対して、滑るときの数値・滑り止め施工後の数値の差で判断します。

その数値を記録しておき、「滑りやすくなってきたな」と言うお客様に対しての判断基準としています。

★動摩擦係数測定器★

 

☆DFテスター(ダイナミック.フリクション.テスター)

D.F.テスター(ダイナミック・フリクション・テスター)は動的摩擦係数を計る簡易でポータブルな測定装置です。

一般に摩擦係数を計ることは簡単なように思われますが、原理的には簡単でも、実際には困難であるのが現実です。

この装置は物性の原理をそのまま応用したもので、いろいろな状況の下での摩擦係数を計ることができる点で各界に注目されています。

例えば自動車の走行性と密接に関係があるといわれている路面の滑りについて相対的な測定装置は今までにもありましたが、摩擦係数をそのまま測定できる装置はありませんでした。

また従来の測定は大がかりなものであり交通に支障を与えるために測定が難しかったのですが、この新しい測定装置は、これらの問題を容易に解決し、同時に結果をすばやくかつ簡単に記録し、評価できる簡便な装置であります。

この装置は全ての摩擦係数測定に利用できますが、特に一般床や、スポーツ関係の床の測定あるいは、従来から測定が大変な道路の路面などに利用することができる点で大きな特色があります。

欧米諸国でこのような機器の性能に着目し、その活用が巾広く検討されています。

他にもいろいろとありますが、代表的なものをご紹介させていただきました。

 

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防滑施工の重要性

レオパレス専門空き巣 150件、被害総額1000万円か

レオパレス専門空き巣 150件、被害総額1000万円か

7月31日7時57分配信 産経新聞

不動産会社「レオパレス21」の1人暮らし用アパートを専門にねらい、空き巣に入っていたとして、神奈川県警捜査3課は、窃盗容疑で住所不定、無職、富樫康幸容疑者(40)を逮捕した。県警によると富樫容疑者は容疑を認めており、「高窓が入りやすい構造だった。友人の家に行ったとき思いつき平成11年ごろから始めた」と供述している。

県警は東京都内や県内などで、同様の手口の犯行を約150件確認しており、被害総額は約1千万円に上るとみて裏付けを進めている。

県警によると、富樫容疑者はアパートの入り口ドアの上にある高窓から侵入し、ロフトに下りるという手口で空き巣を繰り返していた。入る前にはチャイムを押して不在を確かめていたという。

県警の調べによると、富樫容疑者は5月24日午後、横浜市鶴見区のアパートに侵入し、現金約5千円などを盗んだ疑いが持たれている。

レオパレス21広報室は、「施錠を徹底してもらうように呼びかけるなど、今後の対応を検討する」としている。

7月31日のニュースですが、
レオパレスの建物は建築コストを下げるため、
ほとんどが同じ構造ですから、
狙いやすかったんですね。

レオパレスは建物の管理も含めて一元管理しているので、
こういった所にはWeb式防犯監視カメラが役立つと思います。

摩擦係数とその測定器について その1

本日は摩擦係数とそのための測定器について書きます。

その1 摩擦係数について

摩擦係数と一般的に言われるのはμ(ミュー)という係数であらわされますが、その測定器・測定方法により、さまざまな係数があります。

というのも道路やマンホールなどの動的摩擦係数をそのまま測定できる測定器は、DFテスター(係数μ)のみで、その他の機器は相対比較という形で表すしかないので、独自の滑り抵抗値で表現しています。

相対比較とは標準的な滑りにくい床面・床材(たとえばアスファルト舗装)を測定し、それより少ない数値が出ると、滑りにくい・やや滑りやすい・滑りやすい・すごく滑りやすいとかなりアバウトな表現となります。

しかし、その測定する対象物によっては相対比較でしか測定できないものもあります。

それも測定器のチョイスを間違うと、とんでもない結果が出たりします。

たとえば表面が波状にデコボコしているタイルなどは、DFテスターや振り子式測定器などで測定すると数値は高いのですが、実際には滑るといった現象が起きます。

次回は測定器についてお届けします。

 

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誘導ブロック見にくいよ 床面と同系色困る弱視者

今、yahooニュースを見ていて偶然にも昨日書いた 視覚障害者の視認性についての記事があったので、 河北新報の記事を掲載します。

【誘導ブロック見にくいよ】

床面と同系色困る弱視者 8月1日6時13分配信 河北新報

宮城県の施設や歩道の一部で、周囲の床面と同系色の視覚障害者誘導用ブロック(点状・線状ブロック)が設置され、色を頼りに歩く弱視者にとって使い勝手の悪い状態が続いている。

誘導用ブロックの色彩が、条例で明確にされていないのが原因の一つ。

県は「色遣いは景観との調和を優先させてきたが、別のニーズがあれば対応したい」としている。

県庁正面玄関の車寄せには白色の誘導用ブロックが敷設されている。周囲の床も同材質で同色のタイルで、仙台市の50代の男性弱視者は「誘導用ブロックが設置されても目につきにくい」と話す。

県庁舎の完成は1989年。旧建設省(国土交通省)が85年に出した通達「視覚障害者誘導用ブロック設置指針」で、「原則黄色とする」との方針はあったが、県の担当者は「当時は誘導用ブロックを設置しただけで画期的だったはずだ」と述べ、そのころは色まで考慮しなかった可能性を認める。

県は96年に制定した「だれもが住みよい福祉のまちづくり条例」で、誘導用ブロックについて「周囲の床面との色の明度差が大きいことなどにより容易に識別できるもの」とする基準を設けた。

しかし、条例制定後の97年に完成した県総合運動公園総合体育館(利府町)と宮城大大和キャンパス(大和町)、2005年に建てた仙台中央署(仙台市青葉区)なども、誘導用ブロックは周囲の床に溶け込む色で整備された。

県は「条例は努力義務で強制力はない。美観との兼ね合いもあり、目立たない色のブロックを使っても、床面と明らかに同じ色でなければ良しとした」と説明する。

県視覚障害者福祉協会の柿沼正良理事長は「誘導用ブロックは突起ばかりでなく、色を頼りにする人もいる。

道路や施設の事情もあるだろうが、識別しやすい色遣いにしてもらいたい」と話す。

誘導用ブロックは01年、日本工業規格(JIS)で形状や寸法、配列などは定められたが、色彩に関する規定はない。仙台市は97年に定めた設置基準で、色彩は「原則として黄色」とし、「歩道路面との濃淡(輝度比2.5以上)により識別できる」と独自に数値を設定している。

健常者だけのことしか考えていない対策ですね。 もっと交通弱者のことも視野にいれ対応していただきたいものです。

 

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防滑施工の重要性