県内で側溝ふた盗難相次ぐ 中古品として転売か

長野県内ニュース

 県内で側溝を覆う金属製のふたなどが無くなる事例が再び目立ってきている。伊那市は3日、市道脇の「グレーチング」と呼ばれる格子状の鉄製のふた9枚が無くなっているのが見つかったと発表。管内で5月以降無くなっていた県飯田建設事務所では管轄の警察に被害届を出し、長野市や東御市では新たに設置したふたは持ち運べないようにつなぐ対策も取り出すなど警戒を強めている。

日本鉄リサイクル工業会(東京)によると、リーマン・ショック後は鉄が高騰して金属盗も増加したが、その後減少。今は価格が下落しているのに金属盗が再び目立っている背景について業界関係者は、「鉄としてより、ふたの中古品としての需要があるのではないか」と推測する。

伊那市は同日、同市手良沢岡の市道脇の側溝から、グレーチング9枚(計約3万円相当)が無くなっていると発表。ふたは縦1メートル、横40センチほどで、9月29日に通行人から通報があったという。同市は盗まれたとみて伊那署に被害届を出す方針。市内では4月にも天竜町などで計11枚が無くなっているのが見つかった。

県飯田建設事務所(飯田市)管内では、5月20日に下伊那郡売木村の県道で5枚、同日に同郡阿南町新野の国道418号で4枚、同23日に同郡阿智村浪合の県道で3枚無くなっていることが判明。飯田市鼎切石の県道の歩道沿いでは用水路を覆う鉄製のふた「縞鋼(しまこう)板」1枚が無くなっているのが7月4日に分かった。同建設事務所は被害届を飯田署と阿南署へ出した。

このほか、9月に小県郡長和町で3枚、諏訪郡富士見町で2枚のグレーチングが無くなったのが確認されている。

長野市上千歳町の国道19号沿いでは8月に6枚、東御市は6月~9月に市道沿い6カ所で計26枚が無くなっているのを確認。国道19号を管理する国土交通省長野国道事務所(長野市)は新たに設置したグレーチング同士を金属製のリングで結合。同市も針金でつなぎ合わせ、簡単に持ち運べないよう対策した。

同工業会によると、現在の鉄1トン当たりの買い取り価格は3万4、5千円程度。リーマン・ショック後に1トン当たり7万円前後まで上昇した際には盗まれる例が増えたが、価格下落とともに減少した。飯田市の業者は「08年がピークで、金属の持ち込みは徐々に減っている」とする。

現在は鉄の買い取り価格が落ち着いているが、同工業会は「グレーチングを買い取り、磨き直して中古の製品として転売している例がある」と指摘。長野市の業者は「金属盗は人手が必要にもかかわらず、見返りが少なくなっているが、グレーチングは商品としてすぐに転売もできる」としている。

また、最近増えてきたようですが、磨き直して中古の製品として転売しても、

その労力に比べて損をすような気がしますがww

道路に置いてあるグレーチングとはいえ持ち去れば立派な窃盗になるので、

やめておいたほうが得策ですよ~

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