今年二月から一時休館していた県芸術文化振興財団の「彩の国さいたま芸術劇場」(さいたま市中央区)の改修工事が先月末終了し、来月一日の全館リニューアルオープンを前に十五日、内覧会が開かれた。蜷川幸雄芸術監督は「県の税金で仕事をする緊張と、(芝居を)創る責任をギリギリまで追い詰め、いい作品を創り続けたい」と喜びを語った。
改修の主なポイントは「安心安全な劇場づくり」。改修前は回廊や階段での転倒が多かったことから、階段は一段ずつ発光ダイオード(LED)ライトをつけるなど配慮。音響や照明もデジタル化するなど、最新の設備にした。
同劇場は当初、七月一日に再オープンする予定だった。しかし、東日本大震災で東北の工場が被災し、ケーブル類など建材の入手が困難になり、約二カ月遅れで完成した。今月からけいこ場などの利用は始まっているが、来月一~十五日のW・シェークスピア作、蜷川氏演出の「アントニーとクレオパトラ」がリニューアルオープン第一作となる。
同劇場は一九九四年十月に開場。これまで五百三十万人が訪れているが、老朽化が著しく、改修が課題となっていた。改修の総事業費は二十三億四千万円。 (前田朋子)
回廊や階段を明るくするだけでは不十分なような気がしますが…
でも、そこに目がいくだけでもマシかな?ww
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